テレフォニカ労組アライアンス、サンパウロで経営陣と会談

2026年5月19~20日、ブラジルとスペインの労働組合代表がサンパウロでテレフォニカの経営陣と会談した。これは世界最大級の通信企業の一つであるテレフォニカとその労組アライアンスの間で継続されている対話の一環である。

会合には、ブラジルの労働組合であるSINTETEL、FENATEL、FITT-Livre、およびスペインの労働組合であるCCOOとUGTが参加し、テレフォニカの最高人事責任者であるマルタ・マチコット氏を含む同社上級経営陣と一堂に会した。

テレフォニカは現在、「Transform & Grow」戦略計画を推進しており、主要市場全体で従業員体制、技術インフラ、ビジネスモデルの再構築を進めている。経営陣は、グループの戦略的方向性と人材計画、および今後を見据えたブラジル固有の計画について説明した。

議論では、テクノロジーとそれが労働者に与える影響が主なテーマとなった。組合代表団は、人工知能(AI)や自動化の導入が、雇用・スキル・労働条件に及ぼす影響について会社側と協議した。またこうした決定を行う際には、労働組合との真摯な協議が不可欠であることを強調した。労働者は、新たなテクノロジーの導入方法やその恩恵の分配方法について発言権を持たなければならない。

リスキリングと専門能力開発も議題に上った。スペインのテレフォニカは、UGTおよびCCOOとの2025年10月の団体協約の一環として策定された研修プログラムの経験を共有し、ブラジルを含む他の市場における労働者に対しても、同様の取組みがどのように適用できるかについての議論を促した。

また会議では、テレフォニカのサプライチェーンにおける労働者の状況や、同社の人権デューディリジェンスのプロセスについても取り上げられた。組合代表団は、効果的なデューディリジェンスには、プロセス全体を通じた労働組合の実質的な参加が不可欠であると強調した。またブラジルにおけるメンタルヘルスや労働条件についても議論が行われ、大きな変革期にある中で労働者のウェルビーイングを監視するための共同メカニズムの重要性が指摘された。

組合代表団は、2000年から続くUNIとテレフォニカの間のグローバル協定へのコミットメントを再確認するとともに、同社とその労働者が直面する現状を反映させるべく、協定の更新を求めた。

ベンジャミン・パートンUNI世界ICTS部会担当局長は、「サンパウロでの今回の会合は、グループ全体の労働者にとって最も重要な課題である、テクノロジー、スキル、サプライチェーンにおける権利、労働条件について、テレフォニカと直接対話する貴重な機会となった。我々は、この対話を継続し、同社が約束した事項を確実に履行することを期待している」と語った。