イタリアのリドル従業員2万3000人、予定通りのシフトと労働時間の保証を獲得

数ヶ月にわたる交渉と全国規模のストライキを経て、イタリアのリドル従業員2万3000人以上が、新たな団体協約を勝ち取った。

イタリアのUNI加盟組織であるFilcams CGIL、Fisascat CISL、Uiltucsが交渉したこの協約は、2026年3月下旬に労働者による承認投票が行われ、投票者の98%以上が賛成票を投じた。

上記3労組は共同声明の中で組合員の承認を歓迎し、「この協約によって賃金と権利が強化され、労働の質とシフト体制が改善されることになる。これは争議を強力に支持した労働者の決意と、行動を具体的な成果へと結びつけた交渉の成果だ。今、労使関係の新たな段階が始まる。そこでは、約束された事項を確固たるものにし、全面的に実施されるようにしていかなければならない」と述べた。

780以上の店舗と12の物流センターに勤務するリドル従業員を対象とするこの新協約は、現行の流動的過ぎる勤務スケジュールによる不安定さを解消し、労働者が仕事と家庭生活をより計画的に調整できるよう、4週間単位のシフトパターンを導入する。

また、パートタイム労働者に対し週25時間の労働時間を確保し、これにより今後2年間で約2,000人のパートタイム労働者の労働時間が増加することになる。

重要な点として、業務編成については初めて、労使が各拠点で協議することになる。その他の成果としては、全従業員への年650ユーロの固定賞与(商品券と現金で構成)、父親への15日間の育児休暇、病気休暇の改善、日曜・夜間勤務の賃金引き上げなどが挙げられる。さらに倉庫作業員のレベルが格上げされ、より高い賃金体系に移行することになる。

マタイアス・ボルトンUNI世界商業部会担当局長は、「この画期的な合意を実現させた、イタリアのUNI加盟組織および数千人のリドル労働者の断固たる取組みに対し、心より祝意を表したい。この成功は、より良い労働条件と賃金を求めて闘っている世界中のリドルおよびカウフランドの労働者に勇気を与え鼓舞するもの。我々は、さらなる勝利を収めるよう引き続き支援していく」と述べた。

リドル労働者と組合は、1年以上にわたり企業レベルの団体協約の更新を求めて闘争を続けてきた。その過程では、2025年5月24日と7月18日に2度の全国ストライキが行われ、労働者の約8割が参加する大規模な行動となった。彼らの行動は、UNI商業部会と欧州、米国全土のリドルおよびカウフランド労働者を代表し組織するUNI加盟組織から強力な支持を受けた。