
世界最大の責任ある投資イベント「PRI in Person 2025」において、UNIは、グローバルバリューチェーンにおける労働者の権利侵害を是正するには、投資家と労働組合の対話が不可欠であると強調した。
ベン・リチャーズUNIシニア政策アドバイザーは、「ディーセントワークの実現:グローバルバリューチェーンにおける労働者の権利リスクに対処する投資家のツールと実践」セッションの開会挨拶の中で、労働組合と投資家は、グローバル・バリューチェーンにおける労働者の権利リスクへの対応において、共通の利益を有すると主張した。また、労働者が組合を結成する基本的権利は、持続可能性の構築とディーセントワークの達成に不可欠であり、「労働者が組織化できる環境では、安全衛生に関する自らの権利の保護を強化したり、職場での差別から身を守ったりできる。そして労働組合は、企業レベルや経済全体レベルでのリスクを軽減する長期的な解決策にとって、不可欠な要素だ」と訴えた。
その他にも、投資機関フィデリティ・インターナショナルの代表者も登壇し、リスクが不明確で困難な状況下における有意義なステークホルダー・エンゲージメントの価値について語った。
国際運輸労連(ITF)加盟組織CONTTMAFのホセ・アディルソン・ペレイラ氏は、自身が代表する港湾労働者等にとっての責任ある企業行動の重要性を説明した。彼は労働権尊重へのコミットメントを会議室から職場へ移行させるよう訴えた。
このイベントは11月4~6日にかけてブラジル・サンパウロで開催された。労働者の権利はグローバルユニオン労働者資本委員会のサイドパネルでも焦点となった。セッション参加者は、プラットフォーム経済における労働者の権利が責任投資原則(PRI)署名機関にとってなぜ重要か、また彼らがスチュワードシップをどう推進すべきかについて議論した。投資家は労働者、組合、同業者からリスク軽減のためのエンゲージメント戦略を探る意見聴取を行った。
UNIは2025年11月、欧州各地で労働者の権利投資家ネットワーク主催の投資家向けイベントシリーズを通じ、この対話を推進する。このネットワークは、運用資産総額3.9兆米ドルの54組織を代表するグローバル投資家ネットワークであり、結社の自由と団体交渉権に焦点を当てている。
下記イベントへの参加登録はこちら
• 11月18日ロンドン – 英国雇用権利法案:投資家が知るべきこと
• 11月19日:パリ- AI時代の労働者:リスク、権利、投資家エンゲージメント
• 11月25日:ジュネーブ – 団体交渉におけるグローバル課題:国連ビジネスと人権フォーラム・朝食サイドイベント