UNI世界郵便・ロジスティクス部会大会、バンコクで闘志を示す

UNI世界郵便・ロジスティクス部会大会が2025年9月23日、バンコクで開幕した。タイ伝統舞踊と圧巻のムエタイ演武による華やかな文化歓迎が行われ、力強さとバランス、そして不屈の精神で知られる「八肢の芸術」によって、郵便・ロジスティクス労働者の未来を勝ち取る決意を固める大会の幕が開けた。42カ国55組合から120人以上の組合指導者を含む150人以上の代表が集結した本会議は、組合を結束させ、戦略を練り、互いに学び合い、この分野における力を高めることが目的だ。

タイポストのタパニー・アマリンラット国際事業部シニア副社長は、開催国を代表してバンコクに集う参加者へ挨拶し、政府の郵便労働者への取組みを強調し、「我々は郵便の未来を共に築くことを約束する」と宣言した。

本会議は、郵便・ロジスティクス産業が大きな変革と課題に直面する時期に開催された。特にアウトソーシング、郵便物量の減少、デジタル化、そして民営化されていない地域においては民営化の脅威が顕著だ。しかし労働組合は黙って見ているわけではない。

英国通信労組の書記長を務めるデイブ・ウォードUNI世界郵便・ロジスティクス部会議長は開会にあたり、「一部政府や経営者は『民営化や自由化の提案は近代化のためだ』と言うだろう。だが誰が『近代化』という言葉の所有権を与えたのか? 労働組合は知っている——自由化に近代性などない、民営化に近代性などない、ギグ経済に近代性などないのだ!」
今こそ労働者・顧客・郵便事業の未来のために、我々が「近代化」という概念の定義を主導すべき時だ。

クリスティ・ホフマンUNI書記長は、今後の変革を形作る上で労働組合が果たす中心的な役割を強調し、「労働組合は、郵便・ロジスティクス産業で進行中の変革の一部とならなければならない。その変革の対象となるのではなく、主導者とならなければならない。我々の仕事を形作るテクノロジーを定義する必要があるのだ」と訴えた。

国連機関である万国郵便連合(UPU)のサステナビリティサービス担当プログラムマネージャーを務めるスーザン・アレクサンダー氏は、医療など郵便サービスの多様化の機会を見出すことの重要性を強調した。そして、インドでの新しいプロジェクトを例に挙げ、「ごく最近、UPU は、SPECS 2030 イニシアチブを通じて、インドポストおよび世界保健機関と提携し、遠隔地に眼鏡を届けるとともに、目の健康に関する意識向上を図るいくつかのプログラムを試験的に実施している。このプロジェクトにより、他の国々でも眼科ケアサービスの提供範囲が拡大することを期待している」と報告した。

コーネリア・ベルガーUNI世界郵便・ロジスティクス部会担当局長は、部会大会向けの詳細な報告書に基づき、過去4年間の部会活動の成果について報告を行った。

また世界中で紛争が激化する中、部会大会は郵便労働者が重要な職務を遂行する際に、その生命・権利・サービスが保護されることを求める決議を採択した。

決議を紹介したデイブ・ウォード議長は、「UNIは連帯と協力に基づく組織。我々は声を大にして宣言する。郵便労働者は標的ではない。支援を必要とする仲間を支え続ける」と語った。