南アジアのコミュニティヘルスワーカーが組合の強化を訴え

2025年8月末、南アジア各地のコミュニティヘルスワーカー(CHW)とその組合が、ネパール・カトマンズに集結し、CHWの仕事に対する評価、労働条件の改善、女性主導の組合の実現を強く訴えた。南アジアでは、最前線でケアに従事する数百万人が不安定な雇用状態におかれている。

UNIがコーディネートしSAGE基金が後援した3日間のフォーラムには、インド、ネパール、バングラデシュ、アジア太平洋地域の労働組合代表が集結した。参加者は組織化の経験を共有し、契約の獲得と労働権の確保の進捗を検証するとともに、キャンペーン活動とリーダーシップ育成に関する研修セッションに参加した。

ラジェンドラ・アチャリャUNI Apro地域書記長は、「CHWは南アジア保健医療の基盤でありながら、使い捨てのように扱われることがあまりにも多い」と指摘、「国境を越えて結束することで、CHWの組合は、自らの仕事に対する正義、尊厳、適切な評価を求める力、連帯、そしてビジョンを持っていることを示している」と述べた。

フォーラム主催者は、この集まりが構造的変革とCHWへの公正な待遇を求めるより強力な地域の運動構築に向けた一歩だと説明した。地域の保健や医療制度の中核を担いながら、多くの女性CHWが正式な保護なしに働いている現状を踏まえたものだ。

サンギタ・バニヤANHVWUオルグは、「ネパールで今回の会議を開催したことは、我々にとって歴史的瞬間だった。南アジア全域のCHWと労働組合が集い、闘いを共有し、評価・権利・尊厳のための共同戦略を構築した。パキスタンの姉妹たちの闘いと勝利を知り、スリランカの組織化の強さを目の当たりにし、我々も勝利できるという確信がさらに強まった。我々の課題は深く繋がっているが、同様にソリューションも共有されている。この集まりは、公正な賃金、社会的保護、そして我々が提供する不可欠なケア労働への敬意を求める新たなエネルギーとより強い声を与えてくれた。これは単なるワークショップではなく、国境を越えた保健医療従事者の結束と、ネパール及び地域全体における我々の運動強化に向けた前進の一歩となった」と振り返った。

本フォーラムは南アジア及びより広くアジア太平洋地域でCHWを組織する労組間の連帯も強化した。国境を越えたネットワーク構築と知識共有は、持続可能で自立したCHWネットワークの構築、地域的影響力の拡大、そしてCHWの制度的承認と権利確保に向けた南南協力を推進する上で極めて重要である。