オーストラリア店舗流通関連労組、心理社会的リスクに取組むキャンペーンを開始

オーストラリアの店舗流通関連労組(SDA)が、職場における心理社会的リスク対策として5項目からなる新計画を柱とする大規模キャンペーンを開始した。SDAはオーストラリア最大のUNI 加盟組織で で、小売、ファーストフード、倉庫労働者などを代表する。

SDAが求める項目は以下の通り:

  1. 安全な人員配置水準
  2. 持続可能な業務量
  3. 現場労働者への支援の強化
  4. 職場改革に関する真摯な協議
  5. 協働的な業務設計

このキャンペーンは、小売業労働者が慢性的な人員不足、デジタル化、アルゴリズム管理、過剰な業務量、不十分な職場改革管理、顧客による虐待の増加から常に心理社会的リスクに直面しているという衝撃的な調査結果を受けて実施された。

SDAの報告書『プレッシャーの下で:小売業の隠れたコスト』(11,000人以上の労働者調査に基づく)は以下の事実を明らかにした:

  • 労働者の77%が心理社会的危険による被害の高リスク状態にある
  • 72%がバーンアウトを報告(他業界の2倍)
  • 人員不足、顧客からの虐待、持続不可能な業務量が最も切迫したリスク要因

UNI会長を務めるジェラルド・ドワイヤーSDA全国書記長は、「小売業はオーストラリアで2番目に大きな雇用を創出している産業であるにもかかわらず、我々の調査では労働者が人員不足に陥り、持続不可能な業務量と増加する顧客の攻撃に直面している。これは安全ではなく持続不可能な状態であり、政府・使用者・規制当局による緊急の対策を必要としている」と述べた。