国際舞台演劇映画組合、ハリウッドのプロデューサーと新たな暫定協約

UNI加盟組織である国際舞台従業員組合(IATSE)が、全米映画テレビ製作者同盟(AMPTP)との間で暫定協約に合意した。今後、正式に締結される新協約には、人工知能に関する新たな保護措置や賃上げが含まれている。

暫定基本協約は、現行の協約が7月31日に期限切れを迎える約1カ月前に合意に至った。基本合意には、3年間で7%、4%、3.5%の賃上げが盛り込まれている。労働者は、長時間労働や週労働に対する時間外手当の増額の恩恵を受ける。

今回の協約の注目すべき点は、生成AIが雇用や雇用の質に及ぼす潜在的な悪影響に対処する点である。新たな条項には、あらゆる職種の組合員を雇用喪失から保護する文言が含まれる。

また暫定合意は、映画産業年金と健康保険における大きな資金格差に取組んでいる。この制度は、完全にフリーランスの労働者が、安全で持続可能な財源のある医療・年金保護を受けられるようにするものである。年金制度の資金繰りを安定させるため、使用者は追加の支払いを行う。

クリスティ・ホフマンUNI書記長は、交渉の努力と成果を称え、「賃金と労働条件の改善、人工知能の影響に対する組合員の雇用の大幅な保護を保証するIATSEのこの暫定合意に拍手を送りたい。生成AIが業界で普及するなか、この合意は世界中の娯楽産業に関わる労組の模範となるものだ」とコメントしている。

暫定合意の要旨は間もなく発表され、詳細を確認するための地方ごとの会議と複数地方でのウェビナーが予定されている。