グローバルユニオン、LGBTQI+の労働者を支援するツールキットを発表

2024年1月下旬、UNIを含む国際産業別労働組合組織(GUFs)は、LGBTQI+労働者のための包括的なツールキットを発表する。この取組みは、ILO第190号条約と併せて、職場の平等と安全の促進に向けた重要な前進を意味する。

ILO第190号条約は、ジェンダーに基づく暴力を含め、暴力やハラスメントのない職場環境に対するすべての個人の権利を認めた初の国際条約である。第206号勧告とともに、この条約は世界中で、より安全で尊重される職場を供するための重要なツールである。

新たに発表されたツールキットは、特にLGBTQI+コミュニティに対する暴力とハラスメントを対象としており、『LGBTQI+ファシリテーター・ガイド』と『LGBTQI+参加者ワークブック』という2つのリソースで構成されている。

『LGBTQI+ファシリテーター・ガイド』は、指導者やファシリテーターにとって貴重なツールであり、LGBTQI+の労働者に対する暴力やハラスメントについて理解を深めるための多様なアクティビティを、3つのモジュールで提供している。意識を高めるだけでなく、組合や職場において有意義な議論や積極的な対策を促すことを目的としている。構造化されたアプローチはさまざまな知識レベルに対応し、幅広い読者層にとって利用しやすく、効果的な内容となっている。

ファシリテーター・ガイドを補完する『LGBTQI+参加者ワークブック』は、労働組合員、LGBTQI+労働者、活動家のためのリソースとして機能する。意識向上、職場における行動、組合ベースの行動と、同じく3つの主要モジュールから構成されるワークブックには、LGBTQI+労働者の課題、暴力やハラスメントの影響、組合の力と集団行動を通じてこれらの問題に取り組むための実践的戦略に焦点を当てた活動が盛り込まれている。

ベロニカ・フェルナンデス・メンデスUNI機会均等局長は、「このツールキットは、ILO第190号条約の推進に対する我々の取組みを強化するものであり、190号条約を各国政府に批准させ、国内法や団体協約に反映させる上で、組合が果たす極めて重要な役割を強調するものだ」と指摘し、「これらのリソースを通じて、我々は組合と組合員がLGBTQI+労働者の権利を世界中で擁護し、190号条約の原則が職場において積極的に組み込まれるようにしていく」と述べた。

ツールキットは、性的指向、性自認、民族にかかわらず、すべての労働者が恐怖や差別から解放された職場で働く世界に向けた、極めて重要な一歩である。