米国の脚本家、画期的な団体協約を締結

UNI加盟組織である全米脚本家組合東部(WGAE)および全米脚本家組合西部(WGAW)の組合員は、映画テレビ製作者連盟(AMPTP)との画期的な団体協約を締結した。約5か月に及んだストライキに終止符を打ったこの協定には、生成AIの使用に関する先駆的な保護が盛り込まれ、テレビ制作の最低人員レベルが定められ、ストリーミングの影響に対処する新たな仕組みを含む報酬の大幅増額が規定されている。

WGA組合員の圧倒的多数である99%が、この協約に賛成票を投じた。有効投票数8,525票のうち、「賛成」は8,435票、「反対」は90票(1パーセント)だった。新協約の期間は2023年9月25日から2026年5月1日までとなっている。

メレディス・スティームWGAW会長は「連帯と決意をもって、我々は組合員である、あらゆる部門の脚本家にとって有意義な利益と保護を含む協約を締結した」と述べ、「6か月前、多くの人々が不可能だと言ったことを、我々は共に成し遂げることができた。エレン・スタッツマンWGA主任交渉担当、交渉委員会共同委員長のクリス・キーサー氏とデビッド・A・グッドマン氏、WGA交渉委員会の全員、ストライキ・リーダー、支部コーディネーター、そして交渉とストライキのあらゆる部分を支えたスタッフなくして、この業界を変える協約を実現することはできなかっただろう」と振り返る。

リサ・タケウチ・カレンWGAE会長は、「今こそAMPTPは、交渉を通じて脚本家を支えてくれた 全米映画俳優組合 (SAG-AFTRA)の仲間と公正な協約を交渉し、人々を仕事に戻す時だ」と述べ、「スタジオが俳優のニーズに対応する協約を結ぶまで、WGA組合員はピケットラインに立ち、SAG-AFTRAと連帯して共に歩んでいく」と決意を語った。

フィラデルフィアで開催された世界大会の間、UNIは脚本家たちとの連帯行動を実施し、世界中のメディア部会の組合からのグローバルな連帯を得てきた。UNIは脚本家組合とともに、AMPTPに対し、SAG-AFTRAとの公正な協約を求めて交渉を引き延ばすことをやめるよう、求めている。

クリスティ・ホフマンUNI書記長は寄稿した記事の中で、「今回の協約は生成AIに関する組合の大勝利であり、これが最後ではないだろう。他の労働者も、WGAが交渉したようなセーフガードを緊急に必要としている。(中略)労働運動には、虐待を抑制し利益を共有するために新たなテクノロジーの使用を規制してきた長い伝統があるが、この勝利は新しい時代の転換点のように感じられる」と述べている。