
2023年5月上旬、17か国のアムコール労働者が連帯し、会社側に対してアムコール・グローバル労組アライアンスとの対話を求める強力なグローバル・アクションを実施した。
労組アライアンスは定期的に会合を開いており、グローバル経営陣との間で調整のとれた対話を確立することを重要な優先事項としている。同アライアンスは数年にわたり、繰り返し経営陣に働きかけてきたが、グローバル経営陣の関与は得られなかった。
そして今回、同アライアンスは、こうした会社側の姿勢は容認できないことを世界的な連帯をもって力強く示すべく、17か国の32人のアムコール労組代表・役員が、それぞれの言語で同一内容の書簡を同じ日に会社側に送付した。
書簡には、次のように記載されている。「世界中のアムコール労組は、グローバル・ユニオンであるUNIとインダストリオールの一方または両方に加盟しています。これらのグローバル・ユニオンは、主要な多国籍企業との間に、100以上の効果的なグローバル枠組み協定を結んでおり、労使は協定を通じ、対話と協議の精神に基づき、事業全体を通じて最低基準を確保するために協力することに合意しています。(中略)我々は、アムコール経営陣との間にも同様の関係を求めているのです」
同アライアンスは回答を2週間待ち、今回、グローバルな労使関係のパートナーとしてアライアンスの存在を認めない同社への批判を公にした。
アムコール・グローバル労組アライアンス会長を務めるロレイン・キャシンンUNI Apro印刷・パッケージング部会議長は、「この経営陣は、どうして我々アライアンスと関わる機会を拒むことができるのでしょうか。この業界をリードする多国籍企業の中には、労働者と会社の双方に利益をもたらす対話において、グローバルな組合と関わりを持っている企業もある。アムコールの労働者には、経営陣から尊重され、認められ、耳を傾けてもらう権利がある。この基本的な権利を要求することを、我々はやめない」と語気を強めた。
アムコール・グローバル労組アライアンスには、世界中のアムコール労働者の代表が結集しており、アムコールの事業全体において、すべての労働者の権利と労働条件を強化するため、連携している。
同社経営陣は、グローバルレベルでアライアンスに関与しない理由として、グローバルとローカルな議論を混同したくないことを挙げている。しかし同アライアンスは、ローカルレベルの対話を中断しようとするものではなく、安全衛生、中核的労働基準、ローカルレベルでは解決できない問題事例などの重要な課題については、グローバルレベルの対話によって解決しうると考えているのであり、これは、この業界の他の企業で機能しているモデルであり、世界中のアムコールの労働者が要求しているものである。