アジア太平洋地域の女性、放送における多様性と包摂性の改善を要求

2022年11月27日、アジア太平洋地域の放送に携わる女性たちが、多様性と障害のある人々をもっとスクリーンに映し出すよう呼びかけ、包摂的な番組作品こそ視聴者の共感を呼び、意識を高め、社会に前向きな変化をもたらすことができると主張した。

世界最大の放送事業者団体であるアジア太平洋放送連合(ABU)がニューデリーで開催した今回のフォーラムは、『 すべての人のための放送:メディアの多様性と包摂 』をテーマとしている。

フォーラムでは、ハンナ・ハービマUNI世界メディア部会政策コーディネーターが、UNIがジェンダー平等と多様性をメディア部会の戦略的優先事項としていることを説明し、団体交渉によるジェンダー平等や、それを達成するための組合支援に焦点を当てた新しいキャンペーンについても触れた。

またUNIは、同一賃金、同一キャリアの確立、メディアにおける多様性と包摂を目的とした欧州のプロジェクトにも参加している。中南米では、UNI メディア部会の調査によって、視聴覚部門における暴力やハラスメントの蔓延にスポットライトが当てられ、LGBTの労働者が受けた虐待が初めて記録された。

さらに、ハーヴィマ政策コーディネーターは、UNI世界メディア部会加盟組織が世界的な健康危機の中で組合員をどのように支援し、メンタルヘルスに関する情報や資料を提供し、ロックダウン中に家庭内暴力に直面した女性たちを支援したかを説明した。

フォーラムではまた、放送局やその番組におけるジェンダー平等の状況に関して、意思決定役割における女性の増加や、伝統的な性別役割分担が女性のキャリアに与える影響などの主な課題に触れた。

近年、ジェンダー平等が著しく改善し、女性のための平等を謳う放送局も出てきている国もある。だが、経営陣は圧倒的に男性中心であることが多い。多くの放送局が、英国BBCの50-50平等プロジェクトに参加している。このプロジェクトは、BBCと世界中のメディアが、世界を正当に反映するジャーナリズムとメディアコンテンツを一貫して制作することを促進、支援することを目的としている。