UNI、カルフールとのグローバル枠組み協定を強化

写真:2022年10月5日、パリのカルフール本社にて、アレクサンドル・ボンパール会長兼CEO(左から3人目)とクリスティ・ホフマンUNI書記長(右隣)

2022年10月5日、UNIは多国籍小売企業カルフールとのグローバル枠組み協定を更新し、同社の全世界32万1000人の従業員と、グローバルサプライチェーンにおける数千人の労働者の社会対話、多様性および労働基本権を強化・推進した。

フランス・パリのカルフール本社で開催された同社の欧州労使協議会(EWC)の会議において、クリスティ・ホフマンUNI書記長とアレクサンドル・ボンパール・カルフール会長兼CEOが協定に署名した。

2025年10月までを新たな期間として更新された今回の協定には、労働者の権利を強化する以下の追加事項が含まれている。

●仕事の世界における暴力とハラスメントの根絶に関するILO第190号条約の原則を実現するため、協定の両当事者が尽力すること。
●性的指向や性自認を理由とする差別から労働者を保護する包括的な文言。

労働者の健康保護に向けたUNIとカルフールの決意を強調するため、新たな協定には、UNIやカルフール、その他の小売業者が2020年のパンデミック時に署名した「食品小売業部門における労働者及び消費者のための予防措置に関する共同宣言」の付属文書が含まれている。

2001年に初めて署名され、2015年と2018年の改訂を経て強化されてきたカルフールとのグローバル枠組み協定は、両当事者間の建設的な社会対話を促進し、新規採用者との情報共有や承認を含む組合のアクセスに関する協定を通じ、労働者の団結権の行使を促進するものである。

この協定は団体交渉の原則を支持し、多様性、ジェンダー平等、女性に対する暴力防止、安全で衛生的な労働環境に関する強力な条項を含むものとなっている。

長年にわたり、カルフールとの間で結ばれたグローバル協定は、アルゼンチン、コロンビア、韓国、ルーマニア、トルコ等、世界中の数多くのカルフール事業所で、労働条件の改善、組合による代表の強化、団体交渉の確保に役立ってきた。

最近では、ウガンダとドミニカ共和国において、カルフールとのグローバル協定が現地の労働組合が承認される上で重要な役割を果たし、両国での団体協約の締結に道を開いた。

クリスティ・ホフマンUNI書記長は、協定への調印にあたり、次のように述べた。
「今日、我々はこれまでのグローバル協定の成果を祝うとともに、今後これらの実績を基に、さらなる発展を期待している。この協定が非常に貴重なものであることは、幾度となく実証されてきた。協定により、労働組合への加入や労組結成が最も困難な国々においても、労働者の組織化が可能になり、労働者の生活に真の変化がもたらされてきた。パンデミック時には、UNIとカルフール(その他の食品小売企業も同様に)は連携し、業務にあたる労働者を保護する最善の安全対策に合意し、取組んだ。 そして今日、驚異的なインフレに直面する中でも、社会対話はこの荒波を乗り切るための貴重なツールであると認識している。」

一方、カルフールのアレクサンドル・ボンパールCEOは、「グローバル枠組み協定をさらに4年間更新できたことは、UNIとのパートナーシップ、そして強力な社会対話の証しだ。我々は、互いの価値観を強化し、相互の尊重、結社の自由、従業員の労働条件の改善を通じて会社を発展させるため、共に歩んでいく。我々は、変化していく世界に対応していかなければならないが、同時に我々の価値観を維持し、前進させる必要がある。グローバル枠組み協定を更新できることを誇りに思う」と語った。