UNI-LCJ金融部会海外調査

UNI-LCJ金融部会海外調査が5年ぶりに行われた。今回の訪問国はインドネシアとシンガポール。両国とも今日本の金融部門にとって進出のターゲットとなっている国である。しかも代表団としては、田原UNI-LCJ金融部会議長(UNI Apro金融部会議長、損保労連委員長)を団長に、田中三井住友信託銀行従業員組合委員長、染谷同副委員長、西村同副委員長、西村三菱UFJ信託銀行従業員組合副書記長、重富労済労連委員長、上田損保労連副委員長、さらに事務局として伊藤UNI-LCJ事務局長という大規模なものとなった。代表団としては、事前に学習会を行うなど万全の体制で臨み、訪問を実りあるものとした。

 

インドネシア

UNI-LCJ金融部会のカウンターパートであるAspek金融部会から、りそなプルダニア労組、CIMB銀行労組、タカフル保険労組など約20名が集まった。UNI-LCJ金融部会からは、田原議長が「日本とインドネシアの金融労組間の友好が深まることを期待する」と挨拶、全信連から西村三井住友信託銀行従組副委員長、西村三菱UFJ信託銀行従組副書記長が、それぞれの組合の活動を報告した。インドネシア側からは、アルピンAspek金融部会議長からAspekの活動について報告があった。討論は主に産前産後休暇の取り方で労使間に問題があるりそなプルダニア労組、統合により銀行は合併したが、組合は4つあるCIMB労組などから問題提起がなされ、日本側と意見交換した。予定した時間を大幅に過ぎるほど煮詰まった討論が行われ、インドネシア労働運動の息吹を感じることができた。

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シンガポール

1) UNI-Aproシンガポール事務所訪問

ウンUNI-Apro地域書記長、プリヤラルUNI-Apro金融部会担当部長、玉井UNI-Apro組織化部長が対応し、UNI-Aproが進めるパートナーシップ労使関係確立の取り組み、その金融部門における例、今後の活動などについて説明を受けた。

 

2) NTUCインカム

NTUCインカムは、シンガポールのナショナルセンターであるNTUCが持つ社会的企業の一つで、日本で言えば全労済に対応する。NTUCインカムからはケン・ウンCEOが説明、日本側は重富労済労連委員長が主に対応した。NTUCインカムは、シンガポールで最も大きな保険会社であり、損保と生保を共にカバーしている。

 

3) SIEU(保険労連)

ルーク・ヒー保険労連書記長を中心に話を聞いた。保険労連はシンガポール唯一の保険労組であり、日系企業も多く組織している。保険労連の歴史を始め討論は多岐にわたった。

 

4) NTUC

シンガポールのナショナルセンターで、フロレンスNTUC国際部長から労働運動全体の話を聞いた。

 

5) 損保協会

デレク・テオ会長から協会の説明を受けた後、消費者教育、不正請求の防止、保険人材教育などを上田損保労連副委員長が聞き取り調査を行った。

 

6) 銀行一般職労連、銀行上級職労連、DBSスタッフ労組

全信連を中心に質問、討論した。染谷三井住友信託銀行従業員労組副委員長は、DBSスタッフ労組の歓迎に感謝し、記念品を贈呈し、交流を深めた。西村三菱UFJ信託銀行従業員組合副書記長は、女性が労組で高い地位を占めていること、いかにそれが可能となったのかなどを質問し、女性の機会均等、地位向上について意見交換した。

 

田原UNI-LCJ金融部会議長のイニシアティブで、短期間とは言え、濃密な討論が行われ、交流を深めた。

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