UNI、ウクライナ難民の支援に向けたプログラムを構築

photo@Shutterstock(2022年3月9日、ポーランド・ワルシャワの鉄道駅で
ウクライナ難民を支援するボランティア)

ポーランドに到着したウクライナ難民を支援するプログラムについて、UNIが準備を進めている。

このプロジェクトは、ポーランドにあるUNIの中欧組織化センター(COZZ)を通じて実施され、ポーランドに滞在するウクライナ人が自らの権利を知り、仕事を見つける手助けを受けられるよう、支援やアドバイスを提供する予定だ。

国連によると、ウクライナの戦火から逃れてきた難民はこれまでに300万人に上り、そのうち180万人がポーランドに避難している。ワルシャワや首都近郊には、女性や子ども等23万人が仮設住宅に滞在しているが、プログラムはまず、この地域を対象とする。UNI関係者によると、難民はすでに仕事を探すため列をなしており、さらに数十万人以上のウクライナ難民がワルシャワを通過している。

10~15人程度が直接関わる予定のこのプロジェクトは、国内のUNI加盟組織と協力し、難民やウクライナ人コミュニティとすでに交流のある3つの支援団体と連携していく。

また、UNIはヘルプラインを設置し、必要とされる実用的な情報を提供する予定だ。

最初の取組みの1つとして、難民の権利や手当、適正な給与を含むポーランドのさまざまな種類の雇用契約に関する、ウクライナ語およびロシア語のリーフレットを作成する。

ラファル・トマシアクCOZZ事務局長は、「このプロジェクトは、必要なアドバイスと支援を提供し、難民が仕事を見つけるのを手助けし、搾取の危険にさらされないようにするものだ」とその意義を説明し、「人々ができるだけ早く現場にいけるようにしたい」と意気込んだ。

より長期的な戦略としてUNIは、ポーランド、チェコ、ハンガリーにおいて難民のケア分野への就職を支援する3か年計画を開始する予定だ。このプログラムでは労働者の職探しを支援すると同時に、語学研修も行い、労働者を優良な使用者につないでいく。

クリスティ・ホフマンUNI書記長は、「UNIは、ロシア軍によるウクライナ民間人への容赦ない爆撃に慄然としており、一致して即時停戦を要求している。この戦争によって、多くのウクライナ人の住まいや生計が破壊されており、職を得ることは優先課題だ。このプログラムは、ポーランド、チェコ、ハンガリーに逃れた難民に実用的な支援を提供するものだ」と述べた。