オーストラリア金融労組、コロナ対策で「ブレイキングスルー賞」を受賞

オーストラリア金融労組(FSU)は、パンデミック時に銀行・保険労働者の安全衛生を確保するという卓越した取組みにより、UNIブレイキングスルー賞を受賞した。

この賞は毎年、組合の優れた組織化の功績を称えて授与される。

新型コロナウィルスの感染が拡大する中、FSUはオンラインと現場での組織化戦術を併用し、金融部門のエッセンシャルワーカーに対するワクチン接種と保護対策を推進した。取組みが功を奏し、22万人以上の金融部門の労働者に対する有給ワクチン接種休暇の交渉に成功した。

ジュリア・アングリサノFSU書記長は、「ワクチン接種にかかる時間や、副反応が出たら病気休暇を取るように言われることが、ワクチン接種の障壁になっている、と組合員から聞いた。だから、多くの使用者がコロナによるこの特殊な状況を認識し、何らかの形で有給ワクチン接種休暇を認めてくれたことを嬉しく思う。この権利は、労働組合と組合員の懸命な努力によって勝ち取られたものだ」と喜びを語った。

組合は、連邦政府や州政府に対しても、最前線で働く金融労働者のワクチン接種を優先するよう求めている。

クリスティ・ホフマンUNI 書記長は、「病気休暇が取れないことは、ワクチン接種に立ちはだかる大きな障壁だ。FSUはキャンペーンを通じて何十万人もの労働者のために、そのハードルを解消した」と、組合の取組みを称えると共に、「FSUの取組みは、労働者の命を守るだけでなく、コミュニティの安全確保や、組合の強化にもつながった」として、その意義を強調した。

今年、ブレイキングスルー賞は他に、米国の小売・卸売・百貨店労組(RWDSU)とアマゾン労働者、米国作家ギルド東部、デンマーク金融労組が受賞した。