イタリアの労働組合、大規模動員を経てアマゾンと歴史的な全国労働協約を締結

アマゾンとイタリアの労働組合との間で結ばれた歴史的な初の全国労働協約を、世界中のアマゾン労働者が祝福している。

マウリツィオ・ランディーニCGIL労組委員長は、「これは重要な協約であり、組合の役割が認められたことで、Eコマース巨大企業との関係において、世界レベルで新たな地点に到達したと言える。」と述べた。

イタリアの運輸・輸送系の労連であるFilt Cgil、Fit Cisl、Uiltの全国事務局と派遣労働者の組合は9月15日、アンドレア・オルランド労働大臣の立会いのもと、物流・貨物輸送・配送部門における相互承認と全国レベルの規約の制定を目的とした協定に署名した。

クリスティ・ホフマン UNI書記長は、「本日、イタリアの労働組合とアマゾンの間で署名され、イタリア労働大臣の支持を得たこの歴史的な全国労働協約は、世界中のあらゆるアマゾンの労働者にとって大きな勝利だ。他のどの企業よりも、アマゾンは世界的な健康危機によって恩恵を受け、そのおかげでこの巨大テック企業は記録的な収益を上げている。パンデミック中の倉庫や配送ドライバーの労働環境は、アマゾンが労働者を使い捨ての材料のように扱う残酷な使用者であることを露呈させてきた。 アマゾンがイタリアの組合との交渉に合意し、真の社会対話と団体交渉に向けた道筋を歩み始めたことは、前向きな第一歩であり、アマゾン労働者の決意の証しでもある。交渉によってのみ、この取組みは持続可能で魅力的なものになる」と述べた。

今年初め、イタリアにおけるアマゾン物流事業の中では初めて、同社の労働者がパンデミックにおける配送ドライバーへの要求を巡って、ストライキを決行した。

この24時間におよぶ総動員は、同国のアマゾンのサプライチェーンで働くすべての労働者(倉庫で働く同社直雇用の従業員から、物流サービスを供給するアマゾンの委託会社で働く従業員、商品の取扱いや配送を行う従業員にいたるまで)を対象としたものであり、労働者の力強い参加の下、類まれなる成果を得て、大きな関心を集めた。この抗議行動は、健康上の緊急事態によってアマゾンのEコマース業務が急増したことを受けて行われたものである。

この協定によって、勤務予定、シフト、仕事量、職務分類などの問題、安定した雇用関係、職場での安全衛生や予防に関する問題、専門的能力の開発、業績手当などの経済的問題について交渉を始めることができる。また、アマゾンはすでに、他の問題について規定する、関連産業の全国産業別労働協約の対象となっている。