韓国のUNI加盟組合、コールセンターにおける感染拡大防止策を要求

UNI加盟組織である韓国事務金融労連(KFCLU)及び韓国サービス労連(KFSU)は、業務委託先での集団感染を受けて、コールセンター労働者を守るための緊急措置を要求する緊急共同声明を発表した。コールセンター労働者は、狭い職場に詰め込まれていることが多いため、感染リスクが高い。

この声明は、3月10日に保険会社の委託先コールセンターで新たなクラスター感染が発生したとソウル市が発表した後に出された。労働者とその家族、合わせて90人が新型コロナウィルス検査の結果、陽性と判明した。労働者の多くは組合員である。

共同声明は、委託元の保険会社に、委託先の雇用を守り、他のコールセンターに契約を切り替えないよう要求すると共に、この危機に際し企業は社会的責任を果たすよう要請した。労働者は、応対ノルマを達成するよう会社側からプレッシャーをかけられていると訴えたが、適切な予防措置が取られていないのは明らかだ。

組合はまた、感染した労働者を助けるため、特別災害予算から生活費支援を支給するよう政府に要求した。KFCLUは、雇用労働省に対し、安全な職場環境を保障するために、隔離及び予防措置に関する政府のガイドラインを遵守するよう、コールセンター会社の徹底調査を迅速に実施するよう要請した。ソウル市は、ウィルス対策の準備状況とこれまでに取られた措置について、公的機関及び民間企業によって運営されるコールセンターを調査する意思を示している。

KFSUは、職場の問題を浮き彫りにするため、3月11日に記者会見を開いた。カン・ギュヒョクKFSU委員長は会見で、職場の感染防止措置は不十分であると訴えた。

KFSUは、感染した労働者にコストを押し付けないよう、委託元の保険会社への要請を繰り返した。記者会見で会社に出された主な要求は、個人用保護具の支給、体温計設置、隔離または強制休業させられた労働者への賃金支払い等、職場に必要な措置を取ることである。

ラジェンドラ・アチャリャUNI Apro地域書記長は、韓国加盟組織が行った要求を支持し、次のように述べた。「我々の加盟組織のメンバーが今まさに、世界的に発生している健康上の脅威に直接晒されていることは残念である。まずは、感染した組合員とその家族の一刻も早い回復を、更には、彼らの雇用が守られ、休業中も賃金が支払われることを願っている。加盟組織は、この危機的状況において、影響を受けた労働者の声を代弁する極めて重要な役割を果たしている。UNIは加盟組織の取組みを全面的に支援する。」