UNI世界女性委員会

UNI世界女性委員会が2017年4月26~27日、パリで開催された。

UNIアジア太平洋地域からは、山中恵子UNI Apro女性委員会副議長(日本・情報労連)、ジュリア・フォックスUNI Apro選出UNI世界女性委員会副議長(オーストラリア・SDA)、リン・シューフェンUNI世界女性委員(台湾・CTWU)他、オブザーバーとして、ケイティ・ビドルストン(オーストラリア・SDA)、チア・パオリン(台湾・CTWU)、東京事務所から小川陽子UNI Apro機会均等部長が出席し、以下の議題について議論を行なった。

職場における暴力

UNI機会均等局はこの間、ITUC等と連携し、職場における男女への暴力に関するILO条約制定に向けて様々な取組みを行なってきた。2016年10月には、ILO専門家会合にマクガイア議長とフェルナンデス担当局長が参加し、女性労働者及び労働組合の視点から意見提起した。2017年3月8日、「職場における暴力」に関するILO条約制定に向けたUNIキャンペーンを開始した。2017年4月、ILOは「労働の世界における男女に対する暴力・嫌がらせ」に関する報告書を発行した。使用者側は勧告化には合意しているが、より強制力のある条約化には反対している。更なる政府へのロビー活動並びに使用者へキャンペーン支持を働きかけることが確認された。2018年6月のILO総会で第1討議が始まる。

デジタル化が女性労働者に及ぼす影響

労働の世界におけるデジタル化の4つのインパクト(雇用の創出、変化、消滅、移転)と、特に女性に及ぼす影響についてのプレゼンを聞き、意見交換を行なった。

5UNI世界女性大会(201861415日、英国・リバプール)

大会の4つのテーマ(①2018~2022年度戦略的課題、②パワフルな女性、③暴力根絶、④労働の未来)について確認した。

上記テーマに沿って、①2018~2022年度戦略的課題、②パワフルな女性、③女性に対する暴力根絶、④デジタル化、⑤ジェンダーバランス、⑥メンタリング・プログラムの6つの動議第1稿が出された。今後、事務局は第1稿をメンバーに回覧し、意見を集約する。

大会プログラム草案が提示され、流れについて確認した。今後、事務局は、各地域女性委員会と連携し、大会役員・各セッションの司会、スピーカー等を詰めていく。ゲストスピーカーについて意見を募った。

長崎世界大会(2010年)での女性代表40%決議の採択から8年を迎えるリバプール世界大会では、40%ルールを満たさない加盟組織は資格審査報告の中で組織名が発表される。

地域活動報告

アフリカ、米州、UNI Apro、欧州よりそれぞれ報告を行なった。山中Apro副議長は、情報労連におけるLGBTの啓発活動について、フォックス世界副議長は、ドメスティックバイオレンスに関する休暇を勝ち取ったこと等を報告した。

この他、ゲストとして、フランスのナショナルセンターCGTの副書記長から、女性の権利を促進する活動、特に3月8日女性デーの取組みを中心に聞いた。反トランプでつながった女性が極右の大統領の選出を阻止すべく闘っており、アイスランドの女性とも連帯する等、ジェンダー平等の点での国際協力の事例が紹介された。

また、サッカー界の男女選手間の格差の現状と課題について、世界サッカー選手会(FIFPro)のフィッシャー氏から報告を受けた。委員からは、他のスポーツにおいても、女子選手は一般的に、賃金の大幅な格差、妊娠時の解雇規定や、コーチからのセクハラ等の問題があるが、どう対処してよいか知識や経験がないことや、メディアでも取り上げられにくく注目されない、といった意見が出され、プロの選手といえ、一労働者であるとして、更なる調査、組織化と連帯の必要性が確認された。


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