労働者の歴史的勝利―コートジボワールDHLで労働組合が承認される

2019年にUNIがコートジボワールで実施したDHL労働者とのワークショップ

コートジボワールDHLの労働者が、初の労働組合代表を選出し、UNI郵便・ロジスティクス部会の加盟組織であるSYNAPOSTELにとって大きな勝利となった。この画期的な出来事は、地域およびグローバルレベルで、UNIとドイツの多国籍物流企業DHLが長年にわたり、建設的な関係を築くために取組んできた成果である。

西アフリカの国コートジボワールのDHLで、国内労働法に基づき、合計10人の労働者代表(正委員5人、予備委員5人)が選出された。

SYNAPOSTELのティエポ・アーセーン・アホーク書記長は「これは労働者にとって大きな勝利だ。これで、コートジボワールDHLでようやく労働者の声が届くようになる。労働者が団結すれば、大きな成果を上げられることを示す力強い証だ。これを可能にした国際的な連帯に心から感謝したい。これは始まりに過ぎない。労働条件の改善とより明るい未来につながるだろう」と、成果を喜んだ。

ドイツで2023年にデューディリジェンス法が採択されたことで、DHLコートジボワールとのパートナーシップが強化され、2024年11月に実施された選挙への歩みが後押しされた。だがその道のりは決して平坦なものではなかった。初の選挙実施にむけた2016年の取組みは失敗に終わり、SYNAPOSTELはUNIの支援の下、同国の労働監督局に調停を求めた。2019年7月には、UNIのドイツ加盟組織であるver.diの支援を受け、DHL労組アライアンスが設立され、OECDの枠組みの下でDHL、UNI、国際運輸労連(ITF)の間で協定が締結されたことで、組織化が進展した。

2022年6月には、DHLコートジボワール内で社会対話が強化され、画期的な集会の場でDHLコートジボワール全国労組(SYNAT DHL CI)が結成されるに至った。

キース・ジェイコブスUNIアフリカ地域書記は「この苦闘の末の勝利は、関係者全員の献身と忍耐の賜物であり、職場において強固で安定した持続可能な関係を築く上での連帯と社会対話の力を示すものだ。間違いなく労働者の待遇改善につながるだろう」と述べ、同労組の勝利を祝福した。