エルサルバドルのコールセンター労働者、業界初の組合を結成

エルサルバドルの労働者が、コールセンター従業員のための国内初の産別労組を結成し、歴史に名を刻んだ。エルサルバドル・コールセンター・オペレーター労組(SITOES)は2024年10月5日、同国経済の根幹を担う3万3,000人の労働者の権利と福祉を擁護することを使命として、結成総会を開催した。

SITOESは、この部門における労働者の権利侵害に早急に取り組み、不十分な休憩時間、障害者手当の問題、深刻な業務量の圧迫を頻繁にもたらす過度の業績要求といった労働者からの報告に対応していく。これらの問題は、基本給を補うボーナスを得ることを困難にするだけでなく、精神衛生にも深刻な影響を及ぼし、高レベルのストレス、不安、燃え尽き症候群の一因となっている。

労働者の集団的な取組みは、UNI米州から支援を受けており、この支援は、国内外で労働者の権利を擁護するSITOESの重要性を強化するものである。

マルシオ・モンザネUNI米州地域書記長は、「コールセンター産業における不安定な条件、暴力の蔓延、ストレス、過重労働を考慮すると、SITOESはエルサルバドルにおいて、労働者の団結権を尊重するための重要な起点であると確信している」と述べた。

さらに、エルサルバドル労働総同盟(CSTS)もこの取組みに参加し、同国における組合活動の自由の重要性を強調している。マリカルメン・モリナCSTS書記長は、「組合なくして民主主義は存在しない。それゆえにSITOESの闘いは根幹を成すものだ。国内のすべてのコールセンター労働者に声を届ける時だと確信している。組織化は我々の権利であり、それを行使することは我々の義務だ」と訴えた。

SITOESの設立は、コールセンター労働者が、より公正で公平な労働環境を求め、自らの権利のために闘う決意を固めたことを示す、明確なシグナルである。

サラ・メンドーサSITOES臨時委員長は、「主な目標は、エルサルバドルのコールセンターで働くすべての労働者の労働条件を改善するために、団体交渉に臨み、団体協約を締結すべく、労働者を当組合に加入させ続けること」と説明した。組合は、この部門の企業との直接的かつ建設的な対話を模索することで、労働者に影響を与えている最も差し迫った問題に直ちに取り組む予定だ。