
UNIとジオポストは、2017年に締結したグローバル枠組み協定の画期的な補遺に調印し、ジオポストの人権責任を下請企業を含む業務内のより多くの労働者に拡大した。特筆すべきは、この新たな補遺には、下請を一次下請けに限定するという文言が含まれており、この分野における責任あるアウトソーシングの新たな基準を設定している点である。

*写真左から: ジェローム・モランCFDT-F3C書記長、クリスティーヌ・シモンFO-COM郵便部門責任者、イヴ・デルマ・ジオポストCEO、クリスティ・ホフマンUNI書記長、ロマン・ボワヨンCGT-FAPT全国書記
クリスティ・ホフマンUNI書記長は、「ジオポストは近年、真にグローバルな企業に成長した。UNIはこの成長に伴ういくつかの課題に対応するため、2017年に締結した協定を拡大することを歓迎する。この補遺によって、我々はグローバル協定の約束が下請け業者を通じた多くの労働者にも適用されることを明確にする。ジオポストとの交渉によって、すべての労働者の結社の自由と団体交渉の基本的権利にしっかりと焦点を当てながら、同社の事業全体を通じて人権を推進するという我々の共通目標をさらに前進させることができた」とコメントした。
イヴ・デルマスCEOジオポストは、「この協定の締結により、我々は、『Employer of Choice』および『Partner of Choice』プログラムを通じ、持続可能なデリバリーの国際的基準を打ち立てるという戦略的野心を再確認する。我々は、従業員とパートナーが最大の資産であり、最高の大使であると信じており、当社のポジショニングと戦略的差別化の中心にある継続的な社会進歩にコミットしていく。今回の初となる補遺は、継続的な改善への意欲を促進し、従業員、パートナー、顧客のために持続可能な行動を推進するものである」と語った。
UNIとジオポストが2017年に締結した先駆的な協定が基盤に
ジオポストとUNIは、労働者の人権を尊重する下請業者の義務を明確に定める2017年のグローバル協定の補遺に署名した。
50カ国のジオポスト労働者を対象とする2017年のグローバル枠組み協定は、結社の自由や団体交渉の権利、尊厳ある労働条件、透明性、持続可能性など、労働者の権利に関する世界基準を定めている。
画期的な追加事項として、この補遺は郵便・ロジスティクス部門で初めて、下請企業を一次下請のみに限定した。これは、配送を下請け業者(パートナーとも呼ばれる)に大きく依存する業界において特に重要である。また、ジオポストのデュー・ディリジェンス義務遵守に労働組合が強力に関与することで、フランス法の要件を超えた先例となる。
調印式は2024年7月22日にパリで行われ、クリスティ・ホフマンUNI書記長とイブ・デルマ・ジオポストCEOが出席した。また、UNIの郵便・ロジスティクス部会のフランス加盟組織(CGT-FAPT、CFDT-F3C、FO-COM)とそれぞれの労働組合役員も出席し、署名した。
新しい協定は、ジオポスト従業員、労働組合、パートナーに対する社会的コミットメントの重要な段階を示すものである。協定は、ジオポスト経営陣と UNIおよび加盟組織との建設的な対話と緊密な協力によって実現したものであり、ジオポストの注意義務の遵守が利害関係者の期待に応えられるようにするための明確な目標と具体的な行動を定めている。
この補遺は、ジオポストの持続可能な発展と業績に貢献することを具体的な意図として、ジオポストとそのパートナー、労働組合、労働者間の労使関係を改善するための基盤を確立することを目的としている。
実施
このコミットメント実施の一環として、UNIはジオポストのパートナーにおける労働組合と現地管理職を対象に、協定の企業レベルでの適用方法を訓練する試験的スキームを立ち上げる予定である。
さらに、自営業者や下請企業で働く労働者を含むジオポストに関わる全労働者は、労働組合と協議して構築される新たな独立した苦情処理メカニズムを利用できるようになる。
新しい協定の下で、ジオポストは企業文化に注意義務の原則を統合し、UNIおよび加盟組織と積極的に協力し、ジオポストの活動によるあらゆる悪影響の防止・特定・是正に努める。この点で、ジオポストは、従業員やパートナーに注意義務について教育し、認識を高めるためのツールやリソースを引き続き導入していく。
同時に、ジオポストはUNIの支援を受けて、状況を評価し、継続的な改善を行うための厳格なモニタリングのメカニズムを確立する。