アクティビジョン労働者、ビデオゲーム開発部門で米最大の労組に

アクティビジョン・セントラル・クオリティ・アシュアランスで働く600人以上の労働者が、UNI加盟組織である全米通信労組(CWA)に加入した。マイクロソフトは組合を自主承認した。

これにより、CWA傘下のアクティビジョン・クオリティ・アシュアランス労組は、米国のゲームスタジオの中で、組合に代表される最大の労働者グループとなった。労働者はカリフォルニア、テキサス、ミネソタで勤務している。

現在、マイクロソフトの 1,000 人を超えるビデオゲーム開発に携わる労働者が、CWAの下で組織化されている。マイクロソフトがアクティビジョン・ブリザードを買収後に締結したCWAとマイクロソフトの間の中立協定に基づき、アクティビジョンで組織化された最初の労働者だ。

クロード・カミングス・ジュニアCWA委員長は、 「マイクロソフトは、労働組合を結成するか否かの決定を労働者自身に委ねるという約束を、守り続けている」と述べ、「この業界の他の大企業は、従業員が組合結成に向けて団結すると、自社の従業員を弱体化させ、攻撃する決断を幾度も下してきた。マイクロソフトの選択は、企業風土と顧客へのサービス提供能力を強化し、業界の模範となるはずだ」と評価した。

同社で機能品質保証テスターとして働く組合員のカーラ・ファノン氏は,「本日、CWA傘下のアクティビジョン・クオリティ・アシュアランス・ユナイテッドの組合員として、労組の結成を発表することができて、嬉しい。賃上げや、より多くのキャリア機会など、我々は職場改善を望んでおり、組合結成を熱望してきた。(…中略…)我々はここでキャリアを成長させるつもりであり、強力な協約が労働者と会社を成功に導くと信じている」と語る。

昨年、マイクロソフトのゼニマックス・スタジオの品質保証に携わる労働者が、CWAの下でゼニマックス労組を結成した。マイクロソフトはその組織化に際しても中立を保持し、同様のプロセスで組合を承認した。ゼニマックスの労働者は現在、初の協約に向けて交渉中であり、業務委託と人工知能については画期的な合意に達している。

マイクロソフトの人事法務担当副社長兼副顧問であるエイミー・パンノーニ氏は、「我々は、組織化キャンペーンの間も中立を保持するという約束を守ってきた。今回の投票を受けて、CWAをアクティビジョン・パブリッシング中央品質保証部門の従業員を代表して交渉権をもつ代表として承認する。今後も建設的な労使関係を保っていきたい」と話す。

ベンジャミン・パートンUNI世界ICTS部会担当局長は、「「アクティビジョンにおける賃金と労働条件の改善に向けたこの勝利を祝福する。米国において、マイクロソフトは大手テック企業が労働者の権利を尊重しつつ、繁栄できることを示している。今後も同社と協力し、この素晴らしい労使関係を世界各国に広げていきたい」と意欲的だ。