
グーグルと下請会社アクセンチュアの両社が雇用する、米国内のグーグル・ヘルプページのコンテンツ開発に携わる労働者が、全米通信労組(CWA)傘下のアルファベット労組(AWU)に加入することを、賛成26、反対2の大差で議決した。この投票は、労働者が6月に組合結成の意思を公言し、報復的な大量解雇に直面し、組合員119人のうち80人以上に影響を与えた後に行われたものである。
全米労働関係委員会(NLRB)により認定された選挙結果は、グーグルとアクセンチュアの組合潰しに対する労働者の闘いにおいて、画期的な勝利となった。AWUは8月に、大量解雇は組織化に対する違法な報復措置であると主張し、NLRBに提訴していた。
グーグル・ヘルプのデザイナーとして働くジェン・ヒルAWU組合員は、「今日の勝利は、何が可能であるかを示している。労働者が団結すれば、グーグルでさえ我々の邪魔はできない。労働条件について声を上げるために我々は組織化したが、それに対してグーグルは、雇用主としての責任を回避しようとし、同時に何十人もの同僚を解雇した。我々の仕事が、我々よりもさらに賃金が低く、労働者保護も手薄な労働者に移されるのは不当なことだ。今日、組合選挙に勝利できたことを誇りに思うし、公正な分け前を受け取るまで組織化を続けていく。グーグル経営陣と交渉の席で会えることを楽しみにしている」と、意欲を語る。
最近労組に加入したグーグル・ヘルプの労働者を解雇するという同社の決定について、NLRBの公聴会で質問されたグーグル経営陣は、同社の標準的慣行は、まず米国内で事業を起こし、その後プロジェクトを海外に移すことだと語った。米国拠点の雇用を切り離すことは同社にとって「標準的な慣行」であるため、将来の解雇から法的保護を確立するためには、労働者の組織化は不可欠である。
ベンジャミン・パートンUNI世界ICTS部会担当局長は、「この選挙は、集団行動の力を証明するものだ」と述べ、「今回の勝利は彼らだけのものではなく、より良い労働条件と公正な待遇を求めて闘うすべてのテックワーカーのものだ(中略)オフショア化に関するグーグルの発言は、労働者にとって組織化がいかに重要であるかだけでなく、なぜ企業のバリューチェーンや事業全体で組織化が必要なのかを示している」と指摘した。
初期の組織化は、賃金と福利厚生の改善、雇用の安定確保、そして、特に機密情報を扱う際に十分な訓練やサポートを得られないまま、同社のAIチャットボットであるグーグル・バードなどのプロジェクトに不本意に配属されることへの懸念への対処を中心に行われた。
この組合活動の成功は、同じくAWU-CWAが組織化するYouTube Musicの労働者による同様の勝利に続くものである。グーグルはその後、団体交渉に応じない意向を示し、NLRBの命令に抗している。
AWUは、グーグルに対し、時間稼ぎ戦術をやめ、米国の労働法を遵守し、交渉のテーブルにつくよう求めている。AWUは現在、アルファベット事業体全体で1,400人以上の労働者を代表している。