1月 2024のお知らせ

ネパールの女性コミュニティ・ヘルスワーカーに特別報奨金―完全雇用にむけてさらに前進

ネパールで2番目に人口の多いバグマティ州の保健当局は、2023年12月5日の女性コミュニティ・ヘルスワーカー・デイ(FCHW)に、女性のコミュニティ・ヘルス・ボランティア(CHV)1人につき5,000ネパール・ルピーの特別報奨金を支給した。女性のエンパワーメントとコミュニティ・ヘルスワーカーにとって、大きな成果である。この報奨金は、バグマティ州政府が最近、FCHVのために拠出型家族健康保険制度の半額を負担すると約束したことに基づくものだ。

これを受けて、ネパールで1万人以上の女性CHVを代表するUNI加盟組織、ネパール地域保健労連(HEVON)のバサンティ・マハルジャン委員長は、完全な権利を求める闘いは続くと強調し、「UNI世界ケア部会の支援を受けて、我々は引き続き、FCHV の完全雇用と完全な賃金、社会保障の適用を求めるキャンペーンに注力し、FCHV が政府医療サービスに従事する女性労働者と同等の給付と承認を受けられるようにしていく」と語った。

ラジェンドラ・アチャリャUNI Apro地域書記長は、「この画期的な動きは、他の州にとって称賛すべき手本となる。また、全国のFCHVの完全雇用と社会保障を確保するというHEVONの使命も強化され、献身的に医療に従事する人々が、その働きにふさわしい評価と支援を受けられるようになる」と述べた。

アラン・サブレUNI世界ケア部会担当局長は、「ネパールの医療制度は、こうした名もなき英雄たちの恩恵を大いに受けている。彼らの献身を認め、彼らが直面する課題に対処し、その重要なサービスが評価され、感謝の言葉だけでなく、日々、正当な報酬と十分な支援で報われるようにすべき時だ」と指摘した。

ネパールの医療制度は、長期ボランティア制度によって無報酬で働く5万1,000人以上のFCHVに大きく依存している。こうした献身的なコミュニティ・ヘルスワーカーは、母子の健康、家族計画、栄養などのテーマについて、必要不可欠な保健教育とカウンセリングを提供している。また、地域社会に働きかける取組みや、自然災害やパンデミック時の緊急対応においても、重要な役割を果たしている。

こうした多大な貢献にもかかわらず、彼らは地域社会で働く中で数多くの課題に直面している。最も重要な問題は、その仕事の重要性と、報酬に反映される低い社会的評価のギャップにある。


UNI欧州商業部会、AIに関するプロジェクトを開始

人工知能(AI)は、商業部門等の職場において不可欠な要素となりつつあり、企業は加速度的にAI技術に基づくイノベーションを採用している。シフトの作成・管理から監視にいたるまで、労働条件への影響が拡大する中、労働組合の声に耳を傾ける必要がある。

この課題に取組む労働組合を支援するため、UNI 欧州商業部会は、EUが資金を提供する2年間のプロジェクト『管理と監視―小売部門におけるAIの活用』(MMAI)を主導している。このプロジェクトを通じて、UNI欧州商業部会はワークショップを実施し、ツールキットや解説動画を作成し、アルゴリズムの使用に関する交渉を行うことで、良好な労働条件の確保に向けて取組む組合を支援する。

このプロジェクトの全体的な目的は、商業部門の組合、労働者代表、安全衛生委員が、加速するAI利用にどのように対応できるかを明らかにし、認識を高めるとともに、訓練と実践的ツールの両方を提供することである。プロジェクトによって、組合の代表性を高め、社会対話と団体交渉を強化し、社会パートナー間の協約交渉を支援する狙いだ。

プロジェクトは、フランス(CFDT=サービス産業労連)、ハンガリー(KASZ)、スペイン(CCOO Servicios)、スウェーデン(HandelsおよびUnionen)の 4 か国を対象とするが、2025年に完成予定のツールキットと解説動画は、UNI欧州商業部会加盟組織、社会パートナー、商業部門の主要関係者が活用できる内容となる。

2023年11月のプロジェクト運営グループ初会合に続いて、オンライン調査が開始された。調査では、商業労組に対し、人工知能の使用についての社会対話と労働協約に関する現状や課題、戦略について情報提供を求めた。調査結果は、概要報告書および2024年春に予定されている対象国での一連のワークショップの中で発表される予定だ。


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