UNI世界ICTS部会委員会

2018年10月22日、南アフリカ・ヨハネスブルグでUNI世界ICTS部会委員会が開催され、アジア太平洋地域を代表して情報労連・野田委員長と木村国際担当部長が参加した。開会にあたりアンディ・カー議長は、新たにICTS部会担当局長に就任したテレサ・カセルターノを紹介し、全米通信労組での組織化活動の経験をUNIでも存分に生かしてほしいと歓迎した。さらに、これまでICTS部会でシニアリサーチャーを務めていたアレックス・ホグバックが専門職・監督職(P&M)委員会担当局長に就任したことを報告し、ICTS部会とP&M委員会の連携強化への期待を述べた。続いて、UNIアフリカ地域を代表して、キース・ジェイコブス地域書記長が参加者を歓迎し、「2014年12月に南アフリカでUNI世界大会が開催されて以来、アフリカ地域においても社会・経済状況が大きく変化した。欧米系に加えて中国企業もどんどんアフリカ大陸に進出してきている。このような中で多国籍企業に対応するためには、組合の交渉力を向上させて組織力を高めなければならない」と述べた。

委員会では、次の5点の活動計画について具体的取組みを議論・確認した。

1. 多国籍企業対策

ドイツテレコム、オレンジ、テレフォニカ、テレノール、アメリカモビル、MTN、アクシアタ、エリクソン、リバティグローバルの各労組アライアンスを強化する。アクシアタについては12月3日にアクシアタ労組アライアンス会議を実施し、各国のアクシアタ労組における経験の共有と全体的な戦略を検討する。また、欧州労使協議会がある場合には連携をはかる。

2. コンタクトセンター

コンタクトセンターの国際的な労働基準の引上げを意識して組織化に取組むこととし、コンタクトセンター組織化フォーラムを開催する。特に76カ国で28万人以上が雇用されている世界最大のコンタクトセンター「テレパフォーマンス」において労働者の基本的権利が守られていないことを鑑み、「テレパフォーマンス労働者の権利向上に関する声明」を採択した。

3. IT企業の組織化

各地域で設置されたIT組織化ネットワークを活用し、IT労働者の組織化に取組む。また、シリコンバレーのIT労働者へのアプローチを開始する。

4. ICTS労働者の政治的・経済的影響力の構築

AIの倫理原則を検討するとともに、新たな労働の未来におけるスキルに焦点をあててICTS労働者の政治的・経済的影響力を構築する。

5. ICTS部会の戦略課題

アウトソーシング企業の組織化、新しいスキルと仕事、プラットフォーム労働者、将来の仕事等についてICTS部会としての戦略を検討する。

この他、2019年8月末に開催予定のUNI世界ICTS部会大会のプログラムについて意見交換を行い、AIや技術変革がICTS労働者に与える影響等を議題に含めることを確認した。

 


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