7月 2009のお知らせ

UNI加盟組合、全国大会でUNIを周知

 



UNIは毎年、日本の加盟組合の全国大会において「UNIデスク」を設置し、UNIの周知活動を行っている。合わせて、カンパを募り、寄付してくださった方にUNIロゴグッズを差し上げている。
2008年度は、「モンゴル加盟協ITセンター建設支援」として寄付を募り、1,259,489円がモンゴル加盟協に寄付された。2009年5月17 日、桜田UNI日本加盟協議長がウランバートルを訪問し、コミュニケーターズセンター(ITセンターの正式名称)開所式に立会った。6月29日には、 UNI日本加盟協代表団が青年・女性セミナーのためウランバートルを訪問、同センターを視察し、設立までの経緯やセンター活用の計画について説明を受ける と共に、モンゴルの仲間から、日本の加盟組合のご支援に対し感謝の意が示された。パソコンの使い方だけでなく外国語学習プログラムも提供する予定とのこ と、組合員どうしの連携強化と同時にエンプロイアビリティ向上に役立てられることが期待される。
2009年度は、2010年長崎で開催される第3回UNI世界大会・同女性大会、第3回UNIアジア太平洋地域青年大会に、アジア太平洋地域からより多 くの青年・女性の参加を支援するために、寄付を募っている。途上国の労働組合は、来日のための旅費補助を必要とする場合が多く、特に青年・女性役員には、 なかなかチャンスがない。
他の国の青年委員会も、独自にカンパを始める予定である。JP労組、JSDは6月に、NTT労組、情報労連は7月にそれぞれ大会を開催した。各加盟組織の配布したチラシはRelated Filesに掲載。

FNIU2009 UIZ2009 NWJ2009 JSD2009 JPGU2009


UNIメディア部会アジア太平洋地域映画労働者会議

newsImage 韓国・ソウルでUNIメディア部会アジア太平洋地域映画労働者会議が開催され、アジア太平洋地域11カ国の映画産業に関わる監督、脚本家、カメラマン、技術者等14組織の約30名が出席し、共通の課題と今後の展望について討議した。


2009年7月2~4日、韓国・ソウルでUNIメディア部会アジア太平洋地域映画労働者会議が開催され、アジア太平洋地域11ヶ国(オーストラリア、香 港、インドネシア、日本、韓国、マレーシア、ニュージーランド、フィリピン、シンガポール、台湾、タイ)の監督、脚本家、カメラマン、技術者等を代表する 14組織から約30名が出席し、各国の映画産業労働者の現状と課題、今後の展望について議論した。
日本からは、協同組合日本シナリオ作家協会より脚本家の柏原寛司氏(社団法人シナリオ作家協会会長)、同・村川康敏氏、金寿美事務局長、丸田香里事務局が初めて出席した。
プログラムは、各国報告と各テーマについての講演、それらに関する活発な質疑応答およびディスカッションにより構成された。
ハンシン大学国際関係学部チェ教授は、韓国映画産業の課題と今後の展望について講演し、同国の映画産業振興と文化の多様性維持のためには労働者の労働環境と生活の向上が不可欠であり、政府による積極的な労働市場政策が必要だと訴えた。
韓国映画労連のチェ委員長は、映画労働者の労働条件向上と映画産業振興の解決策として労使共同の取組みとして、2008年から始まった映画技術訓練プログラムと韓国における国際共同制作促進事業を紹介した。
また、知的財産権(著作権)保護の取組みとして、近年映画収益減の大きな要因ともなっているインターネット上への不正なアップロード及びダウンロードに関して2009年4月に設置されたばかりの韓国映画制作者協会モニタリングセンターの活動が紹介された。
多くの映画労働者が直面している労働安全衛生上の問題として、長時間労働による睡眠不足とそれに起因する交通事故死の増加等の実態についてオーストラリ アのメディア・エンターテイメント・アート同盟(MEAA)ノット組織化担当が報告した。これについては、多くの国から同様の問題が指摘され、共に働いて いた同僚が長時間労働による事故で亡くなったが一切補償を受けられなかったといった劣悪な事例も多く報告され、問題の深刻さが共有された。
映画産業における女性労働者についても討議された。韓国女性映画人の会パク代表は、韓国で映画の仕事に携わっている女性達にとって結婚や出産はキャリア を築く上での障壁となっている現状を指摘、性別に関係なく男性と対等に能力を発揮できるよう育児支援等の環境整備の必要性を訴えた。これに対し、参加者か らは日本やタイのように脚本家、スクリプター等一部の職種で女性が多いといった棲み分けがあること、最近は女性監督の活躍も増えているという明るい見通し も報告された。
各国の映画労働者は、基本的に映画やテレビドラマ単位の契約に基づく有期雇用の下で働いており、常に経済的な不安を抱えながら次の仕事を探さざるを得な い。こうした不安定な労働者を支援するための社会保障制度について社会福祉先進国ドイツのブレイシャー・ナジェルスマンUNI-MEI議長が報告を行な い、各国からの関心を集めた。
参加者による各国報告での共通点は、経済危機の影響もありアジア太平洋地域諸国の映画産業は概して資金集めに苦慮しており制作本数が減少している中、組 合や職能協会が存在しない、または存在しても非常に弱いために多くのフリーランス労働者が経済的・社会的に不安定で弱い立場に置かれているという現状が明 らかになった。
日本からは脚本家の柏原氏が日本の映画制作労働者を代表する9団体で構成される日本映像職能連合の活動内容と課題、日本の脚本家が抱える問題(脚本料の 未払が発生しやすいビジネス環境、脚本家の地位の低下、エージェント介入による現場の混乱)について報告した。参加者からは、二次使用料や著作権の仕組 み、口頭での契約が多く契約書を作成しないのは何故か、団体交渉や徒弟制度に関する多くの質問が出され、日本の映画産業への関心の高さをうかがわせた。
2日目夜のレセプションでは、特に長時間労働、低賃金、不安定雇用に苦しんでいる韓国の非正規映画労働者の存在を憂慮しアピールするため、政府がその声 に耳を傾けるための法的な枠組みを検討する場を設け、彼らが安心して働けるよう失業支援、年金の受給資格、その他の社会保障を整備し、雇用創出と国際交流 促進に向けた国際共同制作システムの支援及び実施を求めるUNIメディア部会アジア太平洋地域映画労働者会議ソウル宣言「今こそ、映画と労働者の生活の両 立させるための労働の多様性を認めよう」を採択した。
最後に3日間の討議内容をまとめた結論文書が参加者全員により確認された。7月末でUNIメディア部会を退職するウィルソン部長の労がねぎらわれ、8月 より新部長に就任するステゥディンガー副部長は、UNIメディア部会として映画労働者間の情報交換を更に促進し、共通する課題の解決に寄与していきたいと 述べて会議を締めくくった。
2010年11月には長崎で第3回UNI世界大会、その後東京でUNIメディア部会世界運営委員会が開催される。映画産業先進国の欧米諸国加盟組織からも多くの参集が予定されており、日本の映画産業労働者との更なる対話と連帯が期待される。

モンゴルの青年、「新しい時代の労働組合へ! より良い社会へ!」

newsImage 2009年6月27日から7月1日、ウランバートルにおいて、日蒙両国のユース交流が行われた。


UNIモンゴル加盟協の青年は、 新しい労働組合の重要性を広め、労働者のネットワークを作り、社会の発展に貢献しようと頑張っている。
UNI日本加盟協青年代表団は、2009年6月27日の夕方、ウランバートル空港に降り立つと、直接、大草原のゲルに向かった。団長は、UNI- Apro青年委員も務めているNTT労組・清澤中執。ゲルでは昔ながらの遊牧民の生活を体験。日蒙両国の青年は、ひとつのゲルに集まり、早速ゲームやレ ク、ウォッカでの乾杯を通して、交流を深めた。言葉は多少通じなくても、歌やダンスですぐに意気投合した。日曜日は、早朝から丘に登ったり、遊牧民に羊料 理をごちそうになったり、相撲やサッカー、ゲームをしたりした。
月曜からセミナーは始まった。オイドフUNIモンゴル加盟協議長は、日本代表団6名をはじめ全参加者を歓迎し、「両国の間には長い友好関係と連帯があ る。今回のユースセミナーを通じて更に友好を深めよう」と挨拶した。特別ゲストの、青年同盟、ゾリグドバタール会長は、基調講演の中で、「グローバル金融 危機の中にあっても献身的な若者の力こそが移行期のモンゴル国の発展に貢献する」と強調した。
清澤団長は、2010年のUNI長崎世界大会に向けた、日本加盟組合のアクションプランと、より良い世界を想像(創造)するためのビジョンを紹介した。
続いて、「日本を知ろう」のコーナーでは、岡田JSD総合サービス部会担当部長が、日本の労働運動と青年・女性の雇用について、石川損保労連委員長が政治経済、恵島UIゼンセン同盟生活・総合産業部会執行委員が、相撲を取り上げ日本文化の一端を紹介した。
「女性の組織化」というテーマでは、鈴木損保労連事務局次長と恵島執行委員がそれぞれ損保労連、UIゼンセン同盟の取組みを、ハグア・モンゴル郵便労組 副委員長が同労組の活動状況を報告した。「青年の組織化」というテーマでは、岡田部長と清澤中執がそれぞれJSDとNTT労組の活動報告をし、アルタン トゥーヤ商業労組書記長が同労組の活動を紹介した。
全ての参加者は、報告チーム、マーケティングチーム(写真や懇親会のオークションなどでカンパを募る)、ペナルティチーム(携帯音や遅刻などに罰金を課 し、カンパとする)、ゲームチームに分かれてセミナーの運営をサポートした。懇親会では持ち寄ったグッズのオークションが行われ、寄付金と罰金を合わせ総 額30万トゥグルクが集まった。寄付先は今後、モンゴル加盟協青年委員会で決める。
翌日は、エルデンサイカンが、参加者をコミュニケーターズ・センターに案内した。設立されたばかりの同センターは、ITスキルだけでなく英語や日本語など語学研修も提供し、組合員のエンプロイヤビリティの強化に役立てられる。詳細は、Related Filesをご確認下さい。

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